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サイバートラスト SSLサーバ証明書の「3年割」開始 3年に1度更新、年次支払い可能に
2008/09/01 21:08
週刊BCN 2008年09月01日vol.1249掲載
サーバ証明書の更新はユーザーが使用するウェブサーバで秘密鍵・CSR(証明書署名要求)を生成したのち、ウェブで認証局に申し込みを行う。その後、認証局から電話による申請確認を受け、発行された証明書をサーバにインストールする仕組み。サーバ証明書の有効期限が1年の場合、年に1度更新作業を行わなければならず、インストールはシステムが停止できる深夜などを選んで行わなければいけないほか、ホスティングを利用しているユーザーは事業者にCSRの発行を委託するつど費用が発生する場合もあった。だが、2-3年のような複数年の契約では、経理上の問題や、まとめて料金を支払うために必要がなくなったとしても途中解約できないというリスクも発生していた。そのため、1年契約のSSLサーバ証明書の需要が高いのが実状だった。
こうした背景から「サーバ証明書ユーザーとのコミュニケーションのなかで、分割して支払うビジネスモデルの企画を考えた。単年で毎年買っている顧客に話したところ、好感触だった。こういった複数年契約での分割モデルは世界初」(青木雄一・営業本部パートナー営業部課長)としている。
SSLサーバ証明書の市場はコスト競争になってきている。「サーバ証明書をどうアピールするかというところで、エンドユーザーに利益のある提供方法は大きな武器」(同氏)としている。
同社は多くのサーバ証明書の運用が必要とされる、ASP事業者やホスティング会社などをターゲットに、「3年割」を販売していきたい考えだ。
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