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エム・シー・エヌ 大手メディアを重点的に開拓 中国のモバイル市場開拓も視野に

2008/04/28 20:58

週刊BCN 2008年04月28日vol.1233掲載

 携帯検索管理ソリューションを提供する、エム・シー・エヌのマーク・ブックマン社長兼CEOに、現在のビジネス状況について聞いた。同社は2004年に米国で創業し、日本、タイ、フィンランド、中国など、グローバルで大手キャリアとパートナーを組み、携帯検索ソリューションを提供している。

 エム・シー・エヌは04年に米国で創業し、日本、タイ、フィンランド、中国などの大手キャリアとパートナーを組み、携帯検索管理ソリューションなどのビジネスを提供している。「当社はグローバルでビジネスを展開し大手キャリアに狙いを定めて、ビジネス提案を行っている」と戦略を語る。

 07年には日本法人を設立するとともに、本社機能を日本法人に移行し、国内市場に本格参入した。

 現在、国内では大手ポータルの「ヤフー」、フリーペーパーを手がける「ぱど」などにモバイル検索プラットフォームを提供している。今年は「さらに重点的にプラットフォームを提供する大手メディアを開拓していきたい」考えだ。また、同社はパートナーであるメディアサイトから検索したキーワードに対して、有料でコンテンツ・プロバイダ(CP)のコンテンツを表示する検索連動型の広告サービスを行っている。「いまは音楽カテゴリに属するCPが多い状況。新カテゴリを開拓し、さらにCPも数を増やしていきたい」としている。

 また海外市場として次のビジネス市場となるのは、米国のほか中国、インドなどを見込んでいる。

 特に中国については「中国は公式サイトと勝手サイトの割合が1:9。実はワイヤレスネットワークの質も高いことから、広告市場としても伸びるはず」と期待を寄せている。
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