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サイボウズ 初の有力パートナー表彰制度 年間販売金額トップは大塚商会

2008/03/24 20:55

週刊BCN 2008年03月24日vol.1228掲載

 サイボウズ(青野慶久社長)は、販売金額トップ企業など2007年の年間で同社製品の販売実績が高いパートナーを表彰する「CYBOZU AWARD 2008」を開催した。同社にとって初めての試みで、07年販売金額トップ企業に贈る「パートナー・オブ・ザ・イヤー」は大塚商会が受賞した。

 サイボウズのパートナーは69社(1月末時点)。「CYBOZU AWARD 2008」ではこのなかから、年間販売金額トップベンダーや前年比伸び率が高い企業のほか、サポート力や販売力が高い個人を表彰した。対象期間は07年の1年間で、対象製品はグループウェアの「サイボウズ Office」と「同 ガルーン」、営業支援ソフト「同 ドットセールス」などサイボウズの全製品とされている。

 年間販売金額トップは大塚商会で、06年比で販売金額が最も伸びたのは内田洋行。「サイボウズ Office 7」の新規販売トップ企業はソフトバンクBBで、ユーザー1000人以上の大規模案件を最も多く獲得したのは富士通だった。このほかNECソフト、NTTデータ中国、NTTビズリンク、ソフトクリエイト、日興通信も表彰を受けた。

 個人の表彰では、「サイボウズ ガルーン」の案件獲得が最も多かった大塚商会の滝口雅美氏や、データ復旧技術などのサポート力が評価されたソフトクリエイトの佐野幸雄氏など9人が受賞した。

 青野社長は、「当社のグループウェアはシェアとCS(顧客満足度)はナンバーワンだが、パートナー満足度はトップに立っていない。パートナー向け支援策を充実させてグループウェア界の三冠王を目指す」と、パートナーへのサポートを重要視する姿勢を示した。

 サイボウズは今春に発売予定の「ガルーン2」の次期版で、間接販売を強化する計画を立てており、パートナー支援の営業部を新設している。
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