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レッドハット ミドルウェア「JBoss」に本腰 OSSのSOA構築支援ソフト群発売
2008/03/17 20:55
週刊BCN 2008年03月17日vol.1227掲載
レッドハットはLinux市場で約70%のシェアを握るLinuxディストリビュータ最大手。親会社の米レッドハットが2006年6月にJBossを買収したことで、日本法人もミドルウェア分野に進出した。07年5月には業務システム構築を支援するためのミドルウェア「JBoss Enterprise Middleware」を国内で発売したが、依然LinuxOSの「RedHat Enterprise Linux」関連の売上比率が高く、ミドルウェアが業績向上に大きく貢献する構造にはなっていない。
今年2月に日本法人トップに就いた廣川社長は、経営目標として業容を現在の2倍に拡大させる計画を立て、成長の余地が大きいミドルウェア事業を強化することにした。
2月下旬に発売した戦略商品「JBoss Enterprise SOA Platform」は、SOA基盤構築に必要なミドルウェア「ESB」と「BPM」「Rule」を集めたOSSのソフト群。年額利用制で価格は210万6000円からとした。廣川社長は、「SOAが普及しないのは、接続性の乏しさと価格、そしてブラックボックス化された仕様にある。今回の新商品はその課題をすべて解決する革命的なモデルだ」と、自信を示している。
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