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NEC NGNへ向けサービス基盤提供へ SIPとの相互接続を技術支援
2008/03/03 20:55
週刊BCN 2008年03月03日vol.1225掲載
NGNの商用開始は、NTTが4月末に予定している。NGNは、従来ネットワークの特長を生かし、IPネットワークの自由度を加味してインターネットや固定電話、携帯電話の長所を合わせた高信頼・高品質・大容量、セキュアな環境を実現。当面はコンシューマ環境に普及するが「本格的な普及に企業向けの拡大が不可欠。だが、技術的な課題がまだ多い」(岡田執行役員)という。
従来はWebアプリケーションサーバーなどのミドルウェアを経由し、HTTPプロトコルで通信していた。一方、NGN環境では、HTTPプロトコルに加え、SIPプロトコルが必須になる。NGN環境で企業システムの利用を増やすには、この両面の技術が必要になる。そのため同社は、SIP対応ミドルウェアとNGN対応アプリケーションの接続性を事前検証する環境などを整備する。
こうした流れから、これまでの同社ミドルウェアのパートナー制度は、IT系システムに加え、ネットワーク系システムを融合した商品とサービスを共同で模索する仕組みに変化させる方針だ。同社のミドルウェアに関連するパートナーは現在280社。今後は、ネットワーク系のパートナーが増加すると予想しており、そのうえで独自の付加価値を提供する新たな技術・営業・販路開拓などを展開することになるという。
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