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東洋ビジネスエンジニアリング 主力ERPをSOA化 製造業のグローバル展開に対応
2008/02/04 20:53
週刊BCN 2008年02月04日vol.1221掲載
従来のクライアント/サーバー(C/S)型では、本社からの統合管理が難しく、グローバル規模での基幹システムが構築しづらい側面があった。SOAを基盤とするシステムにつくり直すことで、ウェブブラウザをベースとした世界共通のシステムがつくりやすくなる。
メインターゲットである中堅製造業は、アジア各地に製造拠点を展開するなどグローバル化が急ピッチで進んでいる。こうした需要に応えていくことでシェア拡大を目指す。
来年度上期中をめどに「MCFrame」の販売管理部分をSOA化し、来年度末までにメインの生産管理部分もSOA化する。これまでのC/S型とは異なり、SaaSなどオンデマンド型でのデリバリーも容易になることから、「将来的にSaaS方式の採用も視野に入れる」(千田社長)と構想を語る。
同社は海外対応型会計パッケージソフトの「A.S.I.A(エイジア)」を昨年5月にエイジアン・パートナーズから事業譲渡を受けており、「MCFrame」と組み合わせてよりトータルなERPとして海外展開を積極的に進めている。多言語、多通貨、各国の会計基準を柔軟に取り込める仕組みを強化することで、ビジネスを伸ばしていく方針だ。
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