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マイクロソフト 国内ISVの世界展開を支援 初のアワードから1社を選考
2007/08/13 21:45
週刊BCN 2007年08月13日vol.1199掲載
マイクロソフトは、2006年11月に設立した「マイクロソフト・イノベーション・センター」を核に国内IT産業を技術研究や製品開発・検証を支援しているほか、IT技術の活用で新たなイノベーションを生み出そうと、「マイクロソフトITベンチャー支援プログラム/インキュベーションプログラム」などでベンチャー企業などを支援してきた。
今回のアワードは、これらプログラムなどを通じて開発されたアイデアを表彰し、このうち、ITベンチャー企業が参加する「コマーシャル部門」(ノミネート10社)のなかから、最優秀1社のソフトをマイクロソフトが世界のISVを世界展開させる施策「クロスボーダー・プログラム」などで、マーケティング支援やパートナー協業を行うことで世界展開を狙う。
最優秀1社の選考は、ノミネート企業のアイデアを書類選考したあと、8月21-24日に開催する「Tech・Ed2007 Yokohama」の会場で、イベントに参加する技術者やマイクロソフト社員各約3000人の投票を基に決定する。加治佐・最高技術責任者は「今回だけに限らず、毎年1社ずつ世界での成功事例を出す。頂点が見えれば底辺も広がる」と、国内ISVの底辺拡大を目指した取り組みであるという。
東京・調布にある同イノベーション・センターは、昨年11月の開設から現在までに、84社が新OS「Vista」や新サーバーOSなどの動作検証、新たなソフト開発などで利用している。調布以外にも札幌、岐阜にもオープンしたため、今年度(08年6月期)は、合計で100社の利用を目指している。
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