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日本IBM SAPをオンデマンドで提供 最短3週間で稼働可能
2007/06/11 21:40
週刊BCN 2007年06月11日vol.1190掲載
オンデマンド方式は従来型のホスティングサービスと異なり、ユーザーが新たにハードウェアやネットワーク機器を購入する必要がない。今回の日本IBMのケースでも、SAPのライセンスはユーザーが自前で購入する必要があるが、ハードウェアなどインフラ回りは事前に日本IBMが用意する。このインフラを月額料金で利用するもので、契約から稼働までの期間は最短3週間と短いのが特徴。カスタマイズやバックアップサービスなどのオプションサービスも揃えた。月額料金は最小構成で220万円から。
国内ではすでに先行して1社から受注を獲得しており、年内には10社程度まで増やしていく目標を立てる。「顧客が自前でSAPを導入するより、運用にかかるコストを最大で半分まで下げられる」(平手智行・執行役員アウトソーシング・セールス事業担当)とコストメリットを強調する。IBMグループではサーバーなどのインフラを北米に集約し、これをインド在住のエンジニアが遠隔操作で運用するなど、グローバル規模のネットワークを生かすことでコスト削減を実現しているという。国内でSAP以外の業務アプリケーションに今後対応するかどうかは未定。
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