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F5とマイクロソフト ネットワーク上の監視ソリューションで協業 障害の防止、復旧支援などに威力発揮
2007/06/11 21:40
週刊BCN 2007年06月11日vol.1190掲載
現在、ITシステムは分散化の方向に進んでいるが、障害発生時の原因発見、運用コストの増大などさまざまな問題も発生している。マイクロソフトはこうした問題に対応、ITのライフサイクルを最適化する技術としてDynamic System Initiative(DSI)の研究を続け、System Centerと呼ぶ製品群の強化拡充を図っている。その中核となるのが今年4月から提供を開始したSystem Center Operations Manager 2007で、ネットワーク上のサーバー、クライアント、ネットワーク機器、OS、アプリケーションの稼働状況を監視することで、障害を未然に防いだり、復旧の支援を行う。
一方、F5ネットワークスは、アプリケーションを配信するに際して、安全性、高速化、安定性に照準を合わせたアプリケーション・デリバリ・ネットワーキングを提唱、そのための製品とサービスをトータルに提供している。今回の協業により、マイクロソフトのSystem Center Operations Manager 2007の技術を搭載したControl Pointを提供することとなった。このアプライアンスはネットワーク上で稼働しているF5ネットワークス製品をグラフィカルに表示、そこに流れるトラフィックからデータを収集、分析、レポートする。
F5ネットワークスのControl Pointは、06年に提供開始された同社製品を1か所で設定・運用管理できるセントラル管理製品「F5 Enterprise Manager」と合わせ、包括的な管理・監視ソリューションを提供するとしている。
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