ニュース
韓国 IT展示会「Korea IT Show2007」 300社出展、最大規模で開催
2007/05/14 21:36
週刊BCN 2007年05月14日vol.1186掲載
展示会の初日には世界18か国のIT大臣が訪問した。KTが提供したWibro(モバイルWimax)体験バスに乗り、高速で走る車の中でもインターネットが自由に使えるWibroを体験しながらの展示場到着というイベントもあった。
衛星DMB(モバイル衛星放送)事業者の「TUメディア」はインターラクティブラジオ番組「TUリクエスト」を展示場のオープンスタジオから生放送し、来場者のリクエスト曲とお便り放送コーナーを設けて話題になった。
TUメディアの子会社である「ハイオンコープ」は世界で初めて衛星DMBと地上波DMB(韓国のワンセグ)を同時視聴できる統合DMBプレーヤー「ハイオンデュオ」を展示した。地上波DMBと衛星DMBを一つの画面で同時に見れるPIP(Picture In Picture)サービスも実演した。
展示会場の中央には最も広い面積(269坪)で三星電子ブースが陣取った。世界最大102インチのPDPTV、2007年型デジタルLCDTV(ボルドーシリーズ)、ブルーレイDVDプレーヤー、世界で最も薄い携帯電話ウルトラエディションシリーズ、UMPC Q1、デジタルPDPTV(カンヌシリーズ)、世界最小型カラーレーザー複合機など多様な最先端製品を展示していた。
三星電子の展示のなかでも3G携帯電話やWibroを内蔵し、いつでもどこでも持ち歩きながらインターネットが使える重さ690gのモバイルPC(senseQ1ウルトラ)に注目する来場者が多く、「このサイズでデスクトップと同じ性能を持っているなんて驚いた」との感想が絶え間なく聞こえてくる。
一方、LG電子ブースの主人公はLG電子と海外有名ブランドの「プラダ」が一緒に制作した「プラダ携帯」だった。プラダ携帯はこの展示会を通じて韓国で初めて公開された。LCDTV、PDPTVといった映像家電も最新製品が勢揃いし、注目を集めた。
「KIS2007」は第1回目にもかかわらず、4日間で10万人以上の来場者と30か国800人のバイヤーが参加するなど、大盛況のうちに閉幕した。
趙章恩(チョウ・チャンウン=ITジャーナリスト)
- 1