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SAPジャパン アビームとの協業体制を強化 重点ターゲットは製造流通業に

2007/02/05 19:38

週刊BCN 2007年02月05日vol.1173掲載

 SAPジャパン(ロバート・エンスリン社長)は、ERP分野でアビームコンサルティング(西岡一正社長)との協業体制を強化する。

 まず共同で販売目標数値の策定を行い、実現に向けて両社で顧客開拓を図る。具体的には、ハイテクと商社および小売業などの製造流通業を重点ターゲットに置き、両社の部門間で連携を図る。また、SAP製品で内部統制機能などの複数分野で、アビームコンサルティングが機能検証を行う。

 さらに、アビームコンサルティングは、今年1年間でSAP製品に精通した技術者「SAP認定コンサルタント」を新規に200人育成していく方針。昨年は180人増やしており、合計380人体制でSAP製品の拡販体制を敷く。

 アビームコンサルティングはもともとSAP製品を活用した情報システムコンサルティングに強みを持っていた。昨年から協業を積極化させ、目標や重点ターゲットを共同で策定している。昨年は共同で作成した販売目標を30%上回る実績を残したという。

 アビームコンサルティングは、日本ほかアジア市場に強いコンサルティングファームで、経営、組織マネジメントほか情報システムコンサルティングサービスを得意とする。約3000人のコンサルタントを抱えており、昨年度(2006年3月期)の連結売上高は324億円。
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