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リアルプロジェクト 大学などに教務システム拡販 資金難の中小中堅教育機関向け
2007/01/15 19:36
週刊BCN 2007年01月15日vol.1170掲載
同社は2003年8月、大塚商会出身の野村社長が設立。学校と出版業向けの受託開発を手がけている。「リアルキャンパス」は、お茶の水女子大学向けに開発した「トータル教務事務システム」を“横展開”するためにウェブベースで開発した。学生に関する募集の事務手続きや入試管理、学籍・履修・成績管理のほか、学生が教員の講義を採点する教員評価、コンピュータで学習支援するシステム「CBT(コンピュータベーストレーニング)」などの機能を持ち、導入大学・短大に応じ組み合わせて提供することができる。
国内の大規模大学の多くには、大手メーカーなどが提供する5000万-2億円程度の教務事務システムが導入されているといわれる。「しかし、大半は国の助成金が減らされ、財政が厳しい。特に中堅中小の大学や短大などはそうだ。こうした学校でも導入できる金額でシステムを提供する」(野村社長)という。同社調べで500-600校はある中堅中小の大学・短大と専門学校を中心に導入を促す計画だ。
当面は直販を中心に拡販するが、資金難で教務事務をIT化できない大学・短大を顧客に抱え、学校にシステム導入で実績のある事務機ディーラーやSIerを開拓し、チャネル販売することも検討している。
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