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応研 領収書などの電子保存に対応 会計ソフトの連動モジュール発売
2006/10/02 18:04
週刊BCN 2006年10月02日vol.1156掲載
今回の連動モジュールは、応研の会計ソフト「大蔵大臣」に対応した「電子ファイリングfor大蔵大臣」と、建設業向け同ソフト「建設大臣」用の「電子ファイリングfor建設大臣」の2製品。
PFUのカラースキャナ「Scan Snap」かイメージスキャナ「fiシリーズ」を使い領収書を電子データ化し、保存・閲覧できる「楽2ライブラリパーソナル」に取り込んだ電子データを応研の会計ソフトの仕訳表とリンクできるようになる。
両社の製品を連動させることで、電子化した領収書データを会計ソフトから簡単に検索できる。所轄税務署の財務監査に際しては、確認作業で書類の山から資料を探す必要がなくなり、経理担当者の業務を効率化できる。
「e-文書法」施行で、これまでの「電子帳簿保存法」で認められなかった国税関係書類の紙媒体を原本としている帳票や証憑書類(領収書や請求書など)についても、所轄税務署長の承認を受ければ、スキャナで電子データ化し保存することが認められた。応研の「大蔵大臣」と「建設大臣」は、二重帳簿や修正・加筆の制限機能があり、電子帳簿保存法に対応し、そのデータで申告できる。
これにPFU製品を連動させることで、電子保存を進めることが可能になり、「『e-文書法』に完全対応するまでの体制を、運用しながら段階的に構築することができる」(岸川剛・取締役営業部長)と、まずは、原本の紛失リスクの低減や業務効率化、セキュリティ強化などを実現できることを打ち出し、導入を促していく。応研は、この連動モジュールの発売で、「PFU製品の販社が当社の会計ソフトを一緒に売る機会が増える」と、チャネル網が拡大することを期待している。
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