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シーピーユー デジタル録画システムが好調 企業のセキュリティ強化が追い風
2006/07/31 17:57
週刊BCN 2006年07月31日vol.1148掲載
「セキュアテック」シリーズは、監視カメラの映像をデジタル化して、遠隔で閲覧できるシステムとして6年前から販売を始めた。監視カメラメーカーが自社カメラに対応した専用システムとして提供しているケースはあるが、サードパーティとしては同社が先駆けて投入したという。監視カメラのメーカーを問わず利用できる点に特徴がある。
販売開始当初は、アナログカメラ(CCDカメラ)対応「セキュアテック-アイアイ」を発売し、その後ネットワークカメラ対応の「同ジュニア」を投入した。これらは北陸市場を中心に展開し、04年までの3年間で500台を販売した。その後、昨年3月には「セキュアテック-ハイブリッド」を投入し、これを機に全国への本格的な展開に乗り出した。
昨年度(06年3月期)のセキュアテックシリーズの売り上げは約2億5000万円で、同社の全売上高の1割程度だった。「今後2-3年で年間売り上げを5億円規模に拡大させる」と意気込みを示している。
現在、防犯・監視カメラ市場は、「約8割がアナログビデオカメラで、市場はアナログからネットワークカメラへ切り替わる端境期」にある。そうしたなかで、双方に対応する「セキュアテック-ハイブリッド」を中心に位置づけることで、「今後4-5年は右肩上がりの拡大が見込める防犯や監視のカメラ市場」での訴求を強めていく方針だ。
「セキュアテック-ハイブリッド」は、HDD容量250GB-500GBの構成で複数のカメラに対応する。今後は、HDDの大容量化や筐体の小型化などのニーズに対応していきたいとしている。
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