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デジターボ 初の法人向け情報漏えい対策ソフト エージェント不要で導入の手間削減 ネットワールドに販売を委託
2006/05/01 17:51
週刊BCN 2006年05月01日vol.1136掲載
販売を開始したのは「SPECTATOR(スペクテーター)」。開発元はイスラエルのセキュリティソフトメーカーであるプロミセックで、デジターボが日本市場の総販売代理店となっている。プロミセックは、イスラエルほか各国では2004年に販売を開始しており、すでに100万クライアントを販売した実績があるという。
USBメモリやCD─Rなど外部メディアへの書き込み禁止による情報漏えい防止と、セキュリティポリシーで利用が許可されていないアプリケーションの操作制限が主な機能。同等の機能を提供するソフトは多いが、管理するクライアントPCにエージェントと呼ばれるソフトをインストールしなくてもよく、導入の手間を大幅に削減できるのが差別化ポイントだ。導入方法は1台のPCに同ソフトをインストールして、禁止する操作などの設定を行った後、企業内LANにそのPCを接続するだけで済む。LANにつながる各PCが設定作業したパソコンとすべて同じ環境になる。
価格は、1クライアント1万円(100-499クライアントの場合)。デジターボでは発売後1年間で5万クライアントの納入を目指す。販売においては、ディストリビュータのネットワールド(中村康彦社長)を発売元として営業展開する。
デジターボは03年4月にウイルス対策ソフト「ウイルスドクター」を発売しセキュリティ市場に参入した。ウイルスドクターはこれまで約6万ライセンスを販売した実績があるという。だが、一般消費者向け製品で、法人向けのセキュリティ市場の実績がほとんどない。販売チャネルの構築や営業施策立案などは、ネットワークやセキュリティ関連製品の卸売りビジネスに強いネットワールドに任せたほうがよいと判断した。
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