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バックボーン・ソフトウェア データ複製ソフトの日本語版 災害対策用にSIer経由で販売
2006/04/17 13:01
週刊BCN 2006年04月17日vol.1134掲載
「ネットボルト」は、複数サーバーが保有するデータを一括してバックアップするためのソフト。国内では、Linux市場でトップシェアを誇る。ストレージを販売する販社やUNIX系のシステム販社などの代理店約15社を経由して販売されている。リプリケーションソフトは、米国で「NetVault Replicator」の名称で販売している。
市販リプリケーションソフトは、EMCジャパンや日本アイ・ビー・エムなどが、ストレージやサーバーに組み込み提供している。しかし、価格が高いという課題があった。同社の製品は「ネットボルト」と連携してデータを複製でき、しかもマルチプラットフォームに対応しているため、「ハードを新規に購入することなく既存システムにそのまま導入できるので、需要を喚起できる」と見ている。
国内では、災害に際して事業を早期に継続するため、遠隔地にサブシステムを配置し、リアルタイムにデータを複製する企業が増えている。ディザスタ・リカバリ(災害復旧)などのソリューションを展開するSIerなどに、リプリケーションソフトを提供していく。
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