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ネットスイート ホスト型業務ソフトで日本進出 Web経由で外部からもアクセス Web経由で外部からもアクセス
2006/04/10 13:01
週刊BCN 2006年04月10日vol.1133掲載
同社製品は、ERP(統合基幹業務システム)、CRM(顧客情報管理)、EC(電子商取引)を単一のアプリケーションでホスティング型の業務システムとして、ウェブ上に構築できるのが特徴。
日本法人ではまず、6月にCRMの2製品としてCRMの基本機能を搭載した「NetSuite CRM」と拡張性が高い「NetSuite CRM+」を投入するほか、ERP、CRM、ECの機能を備えたスイート製品「NetSuite」、フロントとバックエンド業務用の「NetSuite Small Business」の出荷を開始する計画だ。
日本市場向け専用機能を順次拡張する方針で、11月には、ECに日本固有のクレジットや決済、配送などの機能を加えるほか、07年4月以降に日本の会計基準や税制などに準拠してERPの機能を拡張する。東社長は「セールスリード(見込み客)の開拓から請求書の送付まで、1つのデータベースで複数のアプリケーションを共有できる」と説明。ウェブブラウザに実装された通信機能を使いXML形式の処理を行う「AJAX」を採用したダッシュボード的なインターフェイスで、企業内の各社員がリアルタイムでデータにアクセスできるという。
日本法人は、同製品の拡販に向け、近くパートナー戦略を開始する。パートナーとしては、システム構築と一緒に製品をソリューション販売したり、ISVの製品と組み合わせて売るSI、製品を直接企業に拡販する流通・卸のほか、電話対応やアップセルなどを担当する3つのチャネル体制を構築する。
現在の主な売り上げは、月額ライセンス料(1ユーザー当たり約1万円)、導入時の有償コンサルティングと初期設定、サポート料になる。東社長は、同社のホスティング環境が小規模サーバーをグリッド環境にしてリスク分散する形態であるため、「ERP市場では、SAP製品と同様のパワーを、より低コストで提供できる」とし、SAPやオービックビジネスコンサルタント(OBC)、ピー・シー・エー(PCA)などパッケージベンダーを競合視している。
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