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SSJ ERPの連携製品を拡充へ 生産管理など業種特化で
2006/03/13 12:57
週刊BCN 2006年03月13日vol.1129掲載
SSJは昨年9月、東洋ビジネスエンジニアリング(b-en-g)と提携。スーパーストリームとb-en-gの製造業向け生産・販売・物流パッケージ「MCFrame(エムシーフレーム)」を結ぶ標準インターフェイス(I/F)を共同開発し、セット販売を開始した。
昨年5月に発売したスーパーストリーム最新版「CORE v3.0」は、アプリケーション機能がウェブサービス化されており、2次利用や拡張を柔軟にできる。SSJは、複数のウェブサービスをつなぐ標準仕様「BPEL」などを利用し、「プロセス単位で連携できる製品を拡充する」(松下佳二・マーケティング部部長)という。
これまでも、電子帳票システムや旅費精算システムなど、スーパーストリームと連携する他社の製品を「取扱関連製品」として、販売特約店に推奨していた。だが、会計を含め、各業務システムをリアルタイムにデータ連携できる環境を求める企業や、販売特約店から導入する際にインテグレーション費用の低減や期間短縮を実現できるよう要望が出ていた。
SSJでは連携製品に応じて「BPEL」などを使った標準I/Fを開発するほか、需要が見込める製造業向け生産管理システムなど、業種に特化した強みをもつ連携製品を増やす。「中堅企業向けのERPは競合製品が増え、製品力だけで売れる時代でなくなった。販売特約店がスーパーストリームを売りやすくするうえで連携製品を拡充する必要がある」(松下部長)とみる。
一方、スーパーストリームの機能拡張も進める。人事管理システム「HR+」と給与管理システム「PR+」の新バージョンを来年度中に投入し、グループ企業の人事配置に関する管理機能などを追加する。また、両製品と連携可能な新機能として、遠隔地の事業所や支店などからウェブベースで入力できる勤怠管理システム「field/TL」をリリースする予定だ。
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