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北海道ソフトウェア技術開発機構 ITSSとITILの研究会を発足 道内への普及を目指す

2005/09/26 12:36

週刊BCN 2005年09月26日vol.1106掲載

 北海道内のシステムエンジニア(SE)を育成する第3セクター、北海道ソフトウェア技術開発機構(DEOS、岩井滉社長)はこのほど、経済産業省が策定したITスキル標準(ITSS)と運用サービスで必須となりつつある国際標準のITIL(ITインフラストラクチャ・ライブラリー)の普及を目指すため、「北海道ITSS・ITIL研究会」を札幌市内のITサービス企業や専門学校、コンサルティング会社の関係者、ITコーディネーターなど13人で結成した。

 北海道内のITサービス企業では、ITSS策定から2年半が経過しているにも関わらず、ITSSの認知度が35%、導入企業が7%と低迷している。また、ITILに関しても、ほとんどの道内ITサービス企業が知らない状況だ。

 同研究会の事務局を担当するDEOSの種田昌介・教育事業部長は、「道内には、中小のITサービス企業が多く、なかなか普及が難しい。そこで、専門家による研究会では、これらの手法の導入課題や対応策、導入モデルを検討する」と話す。こうした成果や最新情報を専用ホームページに掲載するほか、研究会や講演会を各年5回程度開く。
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