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ヴァル研究所 企業向けを5割増 計算ソフトとウェブサービス拡大
2005/07/11 21:45
週刊BCN 2005年07月11日vol.1096掲載
昨年は、官公庁の煩雑な通勤手当管理業務を軽減する通勤費計算ソフト「駅すぱあと通勤費管理システム」をリリースしたが、同システムの操作面・機能面を見直し、企業でも利用できる「同Ver.2」を今年3月に発売した。同製品は、企業での利用を考慮して、定期券の随時支払方式(職員別の毎月更新)を搭載したほか、払い戻し計算方法を改良して、カスタマイズを必要とせずに導入できるのが特徴。
同社によると、Ver.2のターゲットは従業員規模が1000人程度の中堅企業。「駅すぱあとはすでに、国内100万社以上に導入されているが、このユーザーを中心にVer.2の導入を促す」(太田リーダー)という。
Ver.2は直販主体だが、通勤費計算と連携できる他社のグループウェアやワークフロー、人事・給与ソフトなど業務ソフトへのプリインストールを拡大して、システムインテグレータによる間接販売も強化する。
また、ここへきて、ウェブサービスの向上ツール・サービス「駅すぱあとウェブソリューション」が不動産や就職事業者などに好調に伸びている。「駅すぱあとの路線図や駅名データなどのエンジンを事業者のウェブサイトにASP(アプリケーションの期間貸し)提供して、各事業者が範囲検索機能などを利用した各種サービスを提供する手伝いを拡充する」(太田リーダー)と、従来にない駅すぱあとの付加価値を生み出す考え。
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