ニュース
韓国の無線LANサービス KTの「ネスポット」利用端末が拡大 ゲーム機やMP3プレーヤーで利用可能に
2005/07/04 21:45
週刊BCN 2005年07月04日vol.1095掲載
KTの「ネスポット」サービスは、これまではノートパソコンとPDA(携帯情報端末)などで主に使われていたが、最近は携帯電話機とゲーム機に続きMP3プレーヤーなど多様なデジタル機器にまで拡がっている。今年上半期にはソニーのポータブルゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」にも「ネスポット」サービスを適用し、約1万5000人のユーザーがPSPから無線インターネットサービスを楽しんでいる。
「ネスポット」は会社や家庭にアクセスポイント(AP)を設置しなければならない。だが、公共場所に設置された無線LAN接続地点であるホットスポットが全国に1万4000か所以上あり、KTは年内にこの数字を1万7000か所以上に拡大させる計画。その結果、どこにいても利用できる環境は整っている。
KTの関係者は、「現在、全世界にある無線LANが使えるホットスポットの数は3万5000か所。この内40%以上が韓国内に設置されているほど、無線LANサービスが最も活発になっているのが韓国」と話している。
韓国では、ほとんどの4年制大学の構内にホットスポット設置が完了し、金融機関や証券会社ビル、省庁、行政機関、コンビニエンスストア、郵便局、ファミリーレストランチェーン店などにも設置されている。ソウルの江南や新村など若者達が集まる地域を「ネスポットストリート」と名付け、特定ビルの周辺だけではなく、街角どこからでも無線LANを利用できるようにしている。
鄭載学(ジョン・ジェハク=BCNソウル特約記者)
- 1