ニュース
マイクロソフト JIET会員向けサポート開始
2005/05/23 21:39
週刊BCN 2005年05月23日vol.1089掲載
無償技術支援など提供
JIETは、ソフト開発会社1056社(5月17日現在)の会員がいる。JIETは、マイクロソフトが新たにスタートするMASに参加することで、会員企業に対しマイクロソフトによる.NETをプラットフォームとしたアプリケーション開発のための技術サポートやトレーニングを提供でき、各企業が技術力向上を図ることを狙う。また、MASにより、JIET専用の技術支援が受けられることをアピールし、新規の会員企業獲得も図っていく。マイクロソフトは、JIETと提携することでパートナープログラムの登録企業数が一気に拡大でき、それにともない.NETを積極的に活用する企業が増えることに期待している。まずJIETとの提携によりMASの仕組みを確立し、その後、他のソフト関連産業団体にも提携関係を広げていく方針だ。
MASのスタートにあたり、マイクロソフトは専用の窓口となるMAS事務局を設けた。対象となるJIET会員企業は、加入団体専用のウェブサイトやMAS事務局を通じて、無償技術サポートなどを受けることができるようになる。
JIET会員企業に対してマイクロソフトが無償技術トレーニングとして提供するのは、.NETの概要やフレームワークの基礎知識、「Visual Studio2005/SQL Server2005」などについて講義する「.NET基礎講座」やCD-ROMの自習教材の提供、マイクロソフト製品の評価版提供など。さらにJIETの会員企業が求めれば、より専門的な内容の有償技術トレーニングも優待価格で提供する。
両社の提携第1弾として、5月24日に横浜・ランドマークタワーでJIETが南関東本部会員企業を対象に「.NET次世代アプリケーションプラットフォームセミナー」を開催し、マイクロソフトはこのセミナーに講師の派遣などで協力する。JIETの関西本部では、すでに独自に同様のセミナーを開催しているが、今後は四半期に1回のペースで全国各地でのセミナー開催などをMASのプログラムの一環として提供していくことになるという。
- 1