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アッカ・ネットワークス 法人売上比率を50%に中小向けにADSL拡販 ハードメーカーとのアライアンスも
2005/05/16 21:39
週刊BCN 2005年05月16日vol.1088掲載
アッカ・ネットワークスの昨年度の法人向けビジネスの割合は、売上高約386億円のうち12%程度。コンシューマ向けにADSLサービスを提供する事業が大半を占めている。
湯英彦副社長は、「コンシューマ向けのADSLサービス市場は伸びてはいるが、伸び率は鈍化しており、市場は成熟しつつある。一方、法人向け市場はビジネスチャンスが多い」と現状を説明。法人向けビジネスを強化し、3年後をめどにコンシューマ向けと法人向けビジネスの売り上げ比率を半々にする計画だ。
アッカが、法人向けビジネス拡充のために強化ポイントに挙げているのが、「他社とのアライアンス」(湯副社長)である。
大企業だけでなく、中小企業の企業ネットワークのブロードバンド化を進めるため、中小企業に強いシステムインテグレータ(SI)やネットワークインテグレータ(NI)との協業を進めていく。
ハードメーカーとのアライアンスにも力を入れていく。インターネットにつながる監視カメラや産業用ロボットなどを開発するメーカーとの協業を強化する方針だ。
湯副社長は、「監視カメラを使ったセキュリティシステムなど、ネットワーク対応のハード機器を活用したシステムが今後は急増する。その際、回線サービスだけでなくハードと組み合わせた形で提供する方がユーザーはメリットがある」とその理由を説明する。アッカの回線サービスとハードなどを組み合わせたパッケージ製品の提供も検討していく考えだ。パッケージとしては、昨年にパイオニアやデジタルアーツ、ロジクールなど6社でeラーニングシステムを共同開発しており、すでに実証実験も開始。年内の商用化を目指している。
法人向けビジネスの強化を目的として、昨年11月には戦略事業開発本部を約10人体制で組織しており、同本部を中心にアライアンスの推進や法人営業を強化していく。
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