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カシオ計算機 PDAのソリューション販売推進 業務用での需要拡大に対応
2005/03/21 21:35
週刊BCN 2005年03月21日vol.1081掲載
現在、PDA、ハンディターミナルともに物流業務での利用が多く、ユーザーの業種別では流通業が約40%を占めているという。同社では、「企業のシステム刷新や4-5年に1回でリプレース需要が発生」(手塚室長)しているとし、「アプリケーションを含めた業務用PDA事業は年間10-20%の伸び率で成長している」(同)と、業務用の専用端末需要が拡大しているという。さらに、「法人向けPDAは、シャープ、NEC、富士通など、参入企業が増えたことで、急激ではないが市場全体も成長しており活気が出てきた」という。
その一方で、価格競争による収益悪化の懸念が出てくることから、ハードウェアだけでなく付加価値で差別化を図っていくことが必要と判断。業種別アプリケーションによるソリューション提供や無線LANセキュリティ対策、メモリカードからの情報漏えい対策を施すなど展開を開始した。
現在の販売パートナーは100社程度だが、順次拡大していく予定。さまざまなニーズに合わせた「PDAとハンディターミナルをソリューションと組み合わせて差別化していく」(手塚室長)方針だ。
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