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アップデートテクノロジー パッチ配布・管理ソフト 3月末に100万クライアント突破へ
2005/02/21 21:32
週刊BCN 2005年02月21日vol.1077掲載
昨年末から「ウィンドウズXPサービスパック2」の配布が始まったことや、コンピュータウイルスの被害拡大、企業の情報漏えい対策投資が活発化していることが、受注拡大に寄与している。新バージョンでは、大量のクライアントパソコンに同時配布しても、ネットワークに負荷がかからないようにしたことで、大企業からの引き合いも増えた。
大塚商会やITXイー・グローバレッジなど販売パートナー経由の売り上げが伸びているとともに、萩原電気や日立ソフトウェアエンジニアリングが手がける同ソフトを活用したセキュリティサービスも好調に推移しているという。
アップデートエキスパートは、ウィンドウズのセキュリティパッチを自動配布・管理できるソフトで、これまで900社・団体に納入し、90万クライアントを出荷した。この実績のうち、官公庁や地方自治体には、約130団体に納入している。
「個人情報保護法の施行など、パッチ管理への関心はさらに高まる」(永来真治・取締役営業担当)と期待しており、3月末までには、100万クライアント、1200社・団体に導入する見通しという。
アップデートテクノロジーでは、「パッチ配布・管理ソフトだけの提供では、ユーザーの要望を満たせていない」(永来取締役)として、他社製品を調達して代理販売を始めることも検討している。具体的には、オラクル製データベースの監視ソフトなどを視野に入れている。
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