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米ベリタスソフトウェア 「ITコストの可視化が容易に」 ゲーリー・ブルームCEOに聞く
2004/10/18 21:11
週刊BCN 2004年10月18日vol.1060掲載
データ管理ソフトウェアを開発・販売する米ベリタスソフトウェアコーポレーションが、「ユーティリティ・コンピューティング」戦略を提唱して2年目に入った。ここにきて、ストレージ、サーバー、アプリケーションの各領域に関する製品群が出揃った。これにともない、ユーティリティ・コンピューティング戦略に基づく製品群の拡販を活発化させている。世界に向けた製品と販売戦略について、、、
データ管理ソフトウェアを開発・販売する米ベリタスソフトウェアコーポレーションが、「ユーティリティ・コンピューティング」戦略を提唱して2年目に入った。ここにきて、ストレージ、サーバー、アプリケーションの各領域に関する製品群が出揃った。これにともない、ユーティリティ・コンピューティング戦略に基づく製品群の拡販を活発化させている。世界に向けた製品と販売戦略について、ゲーリー・ブルーム会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)に聞いた。
──ベリタスのデータ管理ソフトウェア群が出揃った。機能面での課題は。
ブルーム 製品群としては、ストレージ、サーバー、アプリケーションの各領域に関するデータ管理ソフトは揃った。今後は、可用性とパフォーマンスを強化したソフト製品をバージョンアップ版として次々投入する。将来的に登場すると思われるデータ管理の新しい技術については、できるだけ早く対応するため、M&A(企業の合併・買収)で、他社が持つ先端技術をいち早く取り込むことを常に考えていく。
──昨年秋にリリースしたITインフラ全体のデータを自動管理する「コマンドセントラル」が、ユーティリティ・コンピューティングを浸透させる上で重要だった。
ブルーム 企業はコマンドセントラルを駆使することで、ITインフラのコストがより明確になる。企業は、自社で利用しているデータ管理などのコストが、財務上どういう影響を及ぼしているのかを知りたがっている。コマンドセントラルは、ITインフラに必要なコストがリアルタイムに把握でき、次の戦略上でIT投資に関する計画も立てやすくなる。
──ユーティリティ戦略実現には、ベリタス製ソフト製品群を全部購入する必要があり、かえってコスト高になるという指摘もある。
ブルーム 実際に当社ソフト製品群を購入してITコストが一時的に上がったとしても、数年でTCO(システム総保有コスト)を下げられることが、いくつかの事例で実証されている。当社は、データ管理だけでなく、異機種が混在するハードウェアの最適化やITインフラを稼動する上での人件費などを抑える仕組みにも注力してきた。こうした、ITに必要な諸費用の削減も当社ソフト製品で可能だ。
──9月には、eメールアーカイブ大手の英ケーボルトソフトウェア(KVS)を買収したが。
ブルーム すでに、KVS製品が日本の企業にも導入されている。日本では、来年4月に個人情報保護法や「e-文書法」が施行される見込み。当社では、これらコンプライアンス(法令遵守)に関する法制化の動きに対し、日本だけでなく各国で対応を検討している。日本では近く個人情報保護法などに対応した新eメールアーカイブ製品に関するメッセージを出す予定だ。業種別にコンプライアンスは違い、セキュリティポリシーの設定方法が異なる。この設定に関する部分は、日本のシステムインテグレータと協業して拡販することになる。
データ管理ソフトウェアを開発・販売する米ベリタスソフトウェアコーポレーションが、「ユーティリティ・コンピューティング」戦略を提唱して2年目に入った。ここにきて、ストレージ、サーバー、アプリケーションの各領域に関する製品群が出揃った。これにともない、ユーティリティ・コンピューティング戦略に基づく製品群の拡販を活発化させている。世界に向けた製品と販売戦略について、ゲーリー・ブルーム会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)に聞いた。
──ベリタスのデータ管理ソフトウェア群が出揃った。機能面での課題は。
ブルーム 製品群としては、ストレージ、サーバー、アプリケーションの各領域に関するデータ管理ソフトは揃った。今後は、可用性とパフォーマンスを強化したソフト製品をバージョンアップ版として次々投入する。将来的に登場すると思われるデータ管理の新しい技術については、できるだけ早く対応するため、M&A(企業の合併・買収)で、他社が持つ先端技術をいち早く取り込むことを常に考えていく。
──昨年秋にリリースしたITインフラ全体のデータを自動管理する「コマンドセントラル」が、ユーティリティ・コンピューティングを浸透させる上で重要だった。
ブルーム 企業はコマンドセントラルを駆使することで、ITインフラのコストがより明確になる。企業は、自社で利用しているデータ管理などのコストが、財務上どういう影響を及ぼしているのかを知りたがっている。コマンドセントラルは、ITインフラに必要なコストがリアルタイムに把握でき、次の戦略上でIT投資に関する計画も立てやすくなる。
──ユーティリティ戦略実現には、ベリタス製ソフト製品群を全部購入する必要があり、かえってコスト高になるという指摘もある。
ブルーム 実際に当社ソフト製品群を購入してITコストが一時的に上がったとしても、数年でTCO(システム総保有コスト)を下げられることが、いくつかの事例で実証されている。当社は、データ管理だけでなく、異機種が混在するハードウェアの最適化やITインフラを稼動する上での人件費などを抑える仕組みにも注力してきた。こうした、ITに必要な諸費用の削減も当社ソフト製品で可能だ。
──9月には、eメールアーカイブ大手の英ケーボルトソフトウェア(KVS)を買収したが。
ブルーム すでに、KVS製品が日本の企業にも導入されている。日本では、来年4月に個人情報保護法や「e-文書法」が施行される見込み。当社では、これらコンプライアンス(法令遵守)に関する法制化の動きに対し、日本だけでなく各国で対応を検討している。日本では近く個人情報保護法などに対応した新eメールアーカイブ製品に関するメッセージを出す予定だ。業種別にコンプライアンスは違い、セキュリティポリシーの設定方法が異なる。この設定に関する部分は、日本のシステムインテグレータと協業して拡販することになる。
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