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横河レンタ・リース パソコンのオンライン監視ソフトを拡販 リプレース時に機能強化促す

2004/09/20 21:09

週刊BCN 2004年09月20日vol.1056掲載

 横河レンタ・リース(猪又仁社長)は、パソコンのトラブルによるデータ消失に対応した新ソフトをリリースする。同社は9月8日、パソコンをオンラインで集中管理する既存ソフトウェア「DotCOE(ドット・シー・オー・イー)」に各パソコンの操作ログ(情報の履歴)を監視する機能強化版を出した。両ソフトを中心に、2000年(Y2K)問題でリプレースしたパソコンのリース切れなどを契機に同ソリューションを売り込み、コンピュータ事業をリース事業に代わり主力事業に成長させる。

 新ソフトは、データバックアップソフト「イージーマイバックアップ」。同ソフトは、ローカル環境で作成・更新したデータファイルを検知して自動的にバックアップしたり、操作ミスによるデータ消失をリカバリーする。セットアップ情報をサーバーで保存するので、パソコンの故障などで交換した場合でも簡単にデータが移行できる。

 すでに発売しているドット・シー・オー・イーは、昨年8月に発売した同社オリジナルソフトの機能強化版で、企業ネットワークに接続されたパソコンをオンラインで集中管理できる。新版は、パソコンの操作内容の記録機能を追加し「ドット・シー・オー・イー・コンプリートエディション・バージョン1.0」として発売した。個人情報保護法が施行されることを受け、年内中に対策需要をあおるため、12月31日までの期間限定販売にした。

 同社は5年前から、主力の企業向けリース事業に加え、パソコンを中心としたサーバー、ストレージ、ネットワークなどのパソコン管理ソリューションを拡充してきた。企業のパソコンのリース切れ時期に合わせ、パソコンの環境平準化支援や調達、導入、運用・保守、撤収・廃棄など、ライフサイクル全般を日本ヒューレット・パッカード(日本HP)と協力して支援している。

 その中で、「コンピュータ事業を主力事業にするため、企業ユーザーのニーズに応じて、独自の管理ソフトを各種開発してきた」(コンピュータ営業本部マーケティングセンターの桜井雄一氏)と話す。同社では、製品の設計・開発に携わり、CADデータを多く持つパソコン500台以上を保有する企業や100台以上の部門のリプレースを対象に同ソリューションを拡販する。
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