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フェアウェイソリューションズ 販売チャネルの開拓を本格化 主力SCMパッケージのパートナー販売急増

2004/08/23 21:06

週刊BCN 2004年08月23日vol.1052掲載

 SCM(サプライチェーンマネジメント)パッケージ開発のフェアウェイソリューションズ(柴田隆介社長)は、販売パートナーチャネルの開拓を進める。昨年度(2004年3月期)は売上高全体の約9割を直接販売が占めていたが、今年度(05年3月期)は、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)のビジネスパートナーであるニイウスなど2-3社の販売パートナーとの協業を進めた結果、売上高の約半分をパートナー経由が占める見込みとなっている。

 ニイウスとの協業で、今年6月、主力のSCMパッケージ「ファイ・コンダクター・シリーズ」のデータベースをIBMのDB2へ対応させた。これにより「日本IBMの販売チャネルも拡がる」(殷烽彦・取締役CTO)と、日本IBMチャネルの活用に期待感を高める。

 これまでは、自社製品の完成度を高めるため、原則として、コンサルティングから実装までを自社で対応してきた。だが、ここへきてパッケージの完成度が高まってきたため、販売パートナー経由での拡販を本格化させる。来年度(06年3月期)は、さらに他ベンダー系列の販売パートナーも加えて5社程度に拡充する考え。

 ファイ・コンダクター・シリーズは00年に販売を始めてからこれまで製造業などを中心に約10社に納入した。来年度は、販売パートナーを増やすことで、「毎月1社のペースで稼働できる体制をつくる」(殷・取締役)と、獲得案件数の拡大と納期短縮を目指す。

 3年後の07年度(08年3月期)には、ファイ・コンダクター・シリーズの累計納入社数を100社に増やす計画を立てている。このためには、販売チャネルの開拓に加え、ファイ・コンダクター・シリーズのグローバル対応を年度内をめどに進める。これまで個別にグローバル対応してきたノウハウをパッケージ製品に反映する。来年度以降、グローバル展開している大手製造業や商社、流通業をターゲットとして「ファイ・コンダクター・シリーズ・グローバル対応版」(仮称)の販売に力を入れる。
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