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ソフォス 販売パートナー数を3倍以上に 社内のサポート要員も拡充

2004/03/22 20:24

週刊BCN 2004年03月22日vol.1032掲載

 法人向けに限定してウイルス対策ソフトを開発・販売する英セキュリティソフトベンダー、ソフォスの日本法人であるソフォス(アラン・ブロデリック社長)は、販売パートナーを現在の4社から1年以内に15社まで大幅拡充する方針だ。

 社内のサポートを強化したことでパートナーの受け入れ体制が充実したのに加え、来月下旬に発売予定の新製品数モデルの拡販には、「パートナー網の拡充が必要」(ブロデリック社長)と判断した。これに合わせて社内のサポート要員などもさらに拡充する予定で、来年度(2005年3月期)内に社員を約2倍に増やし、パートナー網の拡充に対応していく。

 ソフォスの販売パートナーは現在、シー・エス・イー、フォーバルクリエーティブ、セリングビジョン、丸紅インフォテックの4社。00年の日本法人設立以来、一貫して少数のパートナー企業による販売展開を行ってきたソフォスだが、昨年9月に同社としては初のパートナー支援プログラムをスタート。パートナー拡充に着手した。

 パートナー支援プログラムでは、支援体制や参加要件などで「ソフォス認定パートナー」、「ソフォスパートナー」、「パートナー」の3階層に区分。現在のパートナー4社はすべて「ソフォス認定パートナー」の位置づけだ。

 支援プログラム開始後に増えたパートナーは、丸紅インフォテックの1社のみ。だが、50ユーザー以下の中小企業に特化した新製品や、メールに特化したウイルス対策ソフト「メールモニター」の新バージョンなど、来月下旬から新製品を相次ぎ投入する予定で、ラインアップの拡充とともに、パートナーも増やしていく考えだ。

 新たに拡充したいパートナー層は「ソフォス認定パートナー」、「ソフォスパートナー」の2つ。特に中小企業向け製品は、従来大企業向けの製品開発を軸としていたソフォスにとって、新たなマーケットを狙う戦略商材。そのため、「既存のパートナー網に加えて、中小企業に強いパートナー網が必要」(ブロデリック社長)と大幅拡充に踏み切る。
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