ダイナコムウェア（羅慧美社長）は、ウェブ用フォント埋め込みツール「ダイナフォント de ホームページ」（フォーウィンドウズ）4製品を3月3日に発売する。ラインアップは、「入門編」（価格5800円）、「＋外字 ベーシック書体編」（同1万9800円）、「＋外字 POP書体編」（同1万9800円）、「＋外字 デザイン書体編」（同1万9800円）の4種類。「入門編」以外は20－30書体を同梱するほか、外字も約2000文字収録する。

　新製品は、HTMLファイルにフォントを埋め込むツール。これまでのホームページ作成では、ウェブ上でフォントを指定するとき、明朝・ゴシック以外の書体は画像化しなければ相手側のパソコンでは表示できなかった。新製品では付属のフォントすべてをHTMLファイルに埋め込むことができ、相手側のパソコンにその書体がなくてもそのままの書体で表示できる。

　また、テキストデータのため、キーワード検索でより上位に表示される確率が高くなるほか、データ量が軽く、読み込みに時間がかからないなども特徴となっている。

　同社では、「パッケージを4製品に分けることで価格を抑え、必要な書体を選択できるようラインアップを揃えた。まずは手にとってもらうことが必要」と話す。また、「韓国、中国では、ウェブ用のフォント埋め込みが一般的で、フォント埋め込みをサービスとして提供しているプロバイダもある。現在、日本のプロバイダ向けに営業展開を進めている。また、店頭についてはホームページ作成ソフトに新製品の体験版をつけるなどして、市場への浸透を図っていきたい」と意欲を示す。

　今後は、マッキントッシュ版の開発を進めるほか、人名の外字ニーズにも対応していく考え。

　なお、発売を記念して、入門編を除く「＋外字」シリーズのなかから2製品購入すると3000円、3製品購入すると7000円をキャッシュバックする「キャッシュバック・キャンペーン」を実施するほか、抽選でアンケートに答えた人に無料で製品を提供する「モニター・キャンペーン」を行う。