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大塚商会 パートナー向けウェブ販売を拡充 「BPプラチナ」リニューアル

2004/03/01 20:24

週刊BCN 2004年03月01日vol.1029掲載

 大塚商会(大塚裕司社長)のビジネスパートナー事業部は、パートナー向けのウェブ販売を強化する。2月1日には、3年前に立ち上げた取引先専用会員ウェブサイト「BPプラチナ」(http://www.bp-platinum.com/)をリニューアルした。IT導入事例や見積書の作成、販促ツールなど新たな機能を充実させ、ウェブ販売の比率を高めることにより、「年内には、パートナー販売の約2割をウェブ上からの受注にする」(海老塚誠・ビジネスパートナー事業部企画販促課長)計画だ。

 従来のBPプラチナは、主要メーカーのパソコンや周辺機器などのスペック比較表、商品検索、同社独自のキャンペーン案内など、商材に関する情報提供が主だった。新サイトでは、サーバー構成例やソフトウェアライセンスの比較、全国のIT導入事例などのほか、サイト上で見積書の作成と注文機能を新たに加えた。これまでは、電話やFAXで受注していたが、「ウェブ上で受注が完結するので、納品も迅速に行える」(海老塚課長)のが特徴だ。

 商材情報は、国内のIT機器メーカーやソフトメーカー約1000社の60万品種を揃えた。このうち当面は、サーバーが日本ヒューレット・パッカード(日本HP)、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)、NECの3社、ソフトがマイクロソフト、トレンドマイクロ、アドビシステムズ、ジャストシステム、IBMの5社、そのほか周辺機器の製品に関して、スペックやライセンス、在庫、発注額、サーバー構成表を提供する。ただ、順次情報量は増やしていく。

 リニューアル当初にBPプラチナにID登録されている会員は、全国のシステムインテグレータやISV(独立系ソフトウェアベンダー)、リセラーなど、大塚商会の与信を経た約2000社。「開設と同時に問い合わせが殺到し、会員数はまだまだ増える」(海老塚課長)と見込んでいる。同事業部では、オープニングキャンペーンとして同サイトからの発注社に限定し、特価商材を提供するほか会員に抽選で景品をプレゼントする。

 大手ディストリビュータのウェブ販売では、すでにダイワボウ情報システム(DiS)とソフトバンクが先行するが、「品揃えや発注機能、当社が積み上げた販売ノウハウなど、他社より充実したサイトに仕上がった」(海老塚課長)と、ウェブ販売の拡充に自信を見せている。
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