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NEC サイバーアタック対策の最新版発売

2004/03/01 20:24

週刊BCN 2004年03月01日vol.1029掲載

 NEC(金杉明信社長)は、サイバーアタック対策システム「キャップススイート」の最新バージョン「キャップススイートV2.0」を販売した。価格は、4000クライアントの場合で1850万円(統合管理サーバー、NW管理サーバー、パソコン管理サーバーを含む)。今後3年間で300システムの販売を見込んでいる。

 「キャップススイートV2.0」は、パソコンのパッチ(改善ソフト)適用情報やハードウェア情報などを自動的に収集・一元管理することで、迅速なパッチ適用や、イントラネットに不正接続した機器の発見を可能にし、ウイルス感染や不正アクセスの防止などを実現するソフトウェア。

 主な特徴は、①収集したパソコンのパッチ適用情報やハードウェア情報などをCSV形式のファイルとして出力・保存し、資産管理システムなどの既存システムで活用することが可能、②パッチ未適用のパソコンに対して、従来の簡易な操作でパッチ適用が可能なポップアップ画面を表示、③パッチ適用を指示する電子メールを送信──など。

 今回のバージョンから価格体系を改定しており、通常版に加え、管理するパソコンが1000台の場合は、従来製品に比べて約30%の低価格化を実現した「キャップススイート1000」(価格998万円)および、管理するパソコン500台を対象にした「キャップススイート500」(同498万円)を新たに投入。

 また、パソコンのパッチ適用情報などを自動収集・統合管理する機能に絞り込んだ「キャップススイートLT」シリーズ(1000クライアント:同798万円/500クライアント:同398万円)を提供するなど、大企業の部門単位や中堅・中小企業が経済的にサイバーアタック対策システムを導入できるよう製品ラインアップを拡充した。

 さらに、ソフトウェアのインストールや環境設定のみを低価格で行うシステム構築サービスも提供する。
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