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メガソフト ウェブを利用したオフィスデザインサービス本格始動 オフィス設備データ提携企業数も拡大
2004/03/01 20:24
週刊BCN 2004年03月01日vol.1029掲載
オフィスデザインファクトリーは、メガソフト製の「3DオフィスデザイナーVersion2」や「3DオフィスデザイナーPRO」などオフィスレイアウトを容易に行えるツールのユーザーに対して、ファシリティマネジメント(FM)のためのレイアウト支援や設備機器の調達、コンサルティング提供などワンストップサービス実現のために開設したウェブサイト。メガソフトとパワープレイス(片平康弘社長)、エフエムネット(FMネット、西中宏社長)の3社で共同運営している。
パワープレイスは、昨年7月に内田洋行のオフィスデザイン部門が分離・独立してできた内田洋行100%出資子会社。FMネットは、オフィスなどの企画設計管理、施工管理、運営管理などFM支援サービスを提供している。サイト開設には、3Dオフィスデザイナーを使用してオフィスデザインを検討するエンドユーザーや、3DオフィスデザイナーPROによりオフィス設計の提案などを行う工務店、デザイナーから、さらにオフィス家具などのデータ拡充を望む声が出ていたことも要因。
1月から開始したウェブサービスでは、オフィスの躯体(スペースの形状)や特殊なオフィス家具の3Dデータ作成のほか、FMコンサルティング、オフィス移転に対する支援、オフィス用品の調達サービスなどを無償または低価格で提供している。前坂社長はこうしたサービスを開始した背景について、「特定の工務店などに依頼した場合、コストが不明朗だったり特定のオフィス機器ベンダーの製品しか調達できないなどの欠点がある。ウェブ上でオープンな形で自由にオフィスレイアウトを考えたり、備品を調達することで、ユーザーが望んでいるオフィスを低コストで実現できる」点をメリットに挙げる。
「オフィスデザイナー」シリーズでは、すでに30社程度のオフィス家具ベンダー製品などが3Dデータを提供し搭載されている。今後はその数をさらに増やし、「年末までには50社程度のデータを揃える」(前坂社長)と、ユーザーや工務店、デザイナーなどがより自由にオフィスレイアウトを検討できるように機能を強化していく。
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