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ファミリーネット・ジャパン ネット経由で監視する防犯サービス開始 マンション向けに拡販
2004/02/09 20:22
週刊BCN 2004年02月09日vol.1026掲載
マーガスは、システムインテグレータのシステム・ケイが提供するビルや店舗向けのネットワークカメラシステムを、ファミリーネット・ジャパンがマンション向けにカスタマイズした。昨年11月に大京グループの扶桑レクセルが分譲したマンションにモニターサービスとして導入し、技術面や品質面で良好な結果が得られたことから本格的なサービスに踏み切った。
秋山豊・コーポレートプランニンググループマネージャーは、空き巣や強盗事件の頻発で、「防犯への関心が一層高まっているなか、マンションのセキュリティをネット化することで入居者もセルフセキュリティが可能になる」と、同サービスの利便性を語る。
従来の防犯カメラは、管理会社や警備会社が監視モニタを常時チェックしているわけではないため、いざという時に肝心の画像が録画されていなかったり、カメラの位置がずれて見当違いの場所を撮影し続けていたというケースがあったという。このため遠隔操作可能という特徴を生かして「マーガスで防犯に対する指標を作りたい」意向だ。
特徴は、①インターネットを通じて24時間365日のヘルスチェック(カメラ機器の作動確認)を実施できる、②管理者が遠隔で録画画像の管理が可能、③入居者がマンション専用のホームページで画像を閲覧できる─など。データセンターによる画像の保管や携帯電話を使ったカメラ画像の確認もオプションで用意した。価格は個別見積りになっているが、「従来の防犯カメラを設置するコストと遜色ない」と、同サービスの導入でも大幅なコストアップにはつながらないという。
ターゲットは新設予定のマンションで、大京グループが分譲するマンションを中心に拡販していく方針。既存のマンションには、ブロードバンドサービスの加入数を増やすための付加価値としてアプローチをかける。「マーガスは、共有部分の監視だけでなく、入居者の自宅など占有部分のチェックも技術的には可能」としており、将来的にはセキュリティの観点から、「ホームネットワークを構築する」ことも視野に入れていく考えだ。
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