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ベリティ 知的資産管理システム 日本での事業展開を本格化

2003/10/20 19:35

週刊BCN 2003年10月20日vol.1011掲載

 検索・知識管理ソフトを開発する米ベリティ(アンソニー・ベッテンコート社長兼CEO)の日本法人、ベリティ(フーゴ・シュレマー社長)は、日本で本格的に事業を開始し、パートナーを通じて同社の「知的資産管理システム」を販売する。

 米ベリティは1988年設立のソフトメーカーで、情報検索システム、コンテンツ管理とカテゴリー分類、利用者に適した情報を提供するパーソナライゼーション技術をもつ。

 同社では、この技術を利用し企業の知的資産を管理する「ICM(インタレクチャル・キャピタル・マネジメント)」を提唱している。

 日本法人の設立は今年5月。米本社が検索エンジン開発のインクトゥミの企業システム部門を買収したことから、インクトゥミ製品を国内で販売していたデジタルガレージと提携するなど、パートナー構築を進めていた。「今後さらにパートナー作りを進め、国内でパートナー経由でのビジネス立ち上げを図る」(椿一志・セールスディレクター)方針だ。

 同社の製品には、企業向けソリューションの「ベリティK2エンタープライズ」、部門検索ソリューション「ベリティウルトラシーク」、eコマースソリューション「ベリティK2カタログ」、連合ソリューション「ベリティフェデレーター」などがある。

 企業システムの中では、サーバー、クライアント、データベースなどにデータソースが混在しており、それらを網羅して活用するのが難しい。椿セールスディレクターは、「当社のシステムは、どんなソースからでもデータをもってくることができる」と話す。

 なんらかの検索システムを導入している企業についても、「既存の検索エンジンと連動し、利用することができるので、既存システムをなくす必要がない」という。

 すでに数社のシステムインテグレータとの協業について交渉中で、「年内には4-5社との連動が実現する」(椿セールスディレクター)見通しだ。
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