翼システム（尾上正志社長）と日本ユニシス（島田精一社長）は、「ウィンドウズ 2000 データセンターサーバー」を搭載した日本ユニシスの大規模ウィンドウズサーバー「ユニシスエンタープライズサーバー ES7000」上で、翼システムの「帳票iソリューション」の稼働検証を実施した。

　「帳票iソリューション」は、基幹システムにおけるTCO削減、全社システム最適化のための短期帳票開発を実現する包括的な統合帳票ソリューション。帳票設計ツール「スーパービジュアルフォーメイド」をコアに、ソフトウェア部品の組み合わせやウェブシステムから基幹系帳票処理の分野まで、オープンかつ一元的運用が可能な帳票出力環境を実現する。

　「ES7000」は、「ウィンドウズ 2000 データセンターサーバー」を搭載し、最大32CPUまで構成可能なIAサーバー。現在、多くの大規模ミッションクリティカルシステムで稼働しており、サポートサービスについても、汎用機と同等レベルの24時間365日のサポート体制を全国規模で整えている。

　両社では、今回の検証結果を踏まえ、今後も継続して両製品の組み合わせによる性能検証を実施し、11月には、「マイクロソフトウィンドウズサーバー2003データセンターエディション」を搭載した「ES7000」上でも、「帳票iソリューション」の性能検証を行う予定。

　さらに、基幹系システムのオープン化市場に向け、共同でマーケティングを展開するほか、基幹系システムのダウンサイジングや再構築を検討するユーザーに対し、大量印刷業務の効率化やコスト低減を実現する最適な組み合わせとして、両製品を組み合わせたソリューションを提案していく方針。