ASP会計サービス「ネットde会計」で知られるビジネスオンライン（BOL、藤井博之社長）は、同サービスに弥生（平松庚三社長）の会計ソフト「弥生会計」を組み入れてパッケージ化したソフト「弥生会計IE（インターネットエディション）」の販売を10月から開始する。

　同製品は、9月から開始されたソフトバンクBB（孫正義社長）と日本アイ・ビー・エム（日本IBM、大歳卓麻社長）の共催による販促プログラム「IBMソフトウェアオープンソリューション2003」などを通じて販売する。ソフトのみで1000本の販売を見込んでいる。

　会計システムのニーズがある従業員50－100人規模の中小企業や、遠隔地の支店・営業店と本社間をネットワークでつなぎ会計ソフトを全社的に利用する企業を対象に拡販する。

　BOLの「ネットde会計」は、商工会議所や会計事務所を通じ4000社以上で導入実績がある。藤井社長は、「この実績と弥生会計の操作性やブランド力を生かし、中小企業ユーザーに受け入れられやすい製品が完成した」と強調する。

　また、ネットワーク対応の会計ソフトを中小企業で早期に導入できるように、日本IBMと協業しミドルウェアとしてデータベース「DB2」やアプリケーションサーバー「WebSphere（ウェブスフィア）」のExpress（廉価版）を採用し、ネットワーク構築コストの削減を実現した。