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アイ・ビー・イー 映像ソリューションで本格的地方展開を開始

2003/07/21 19:28

週刊BCN 2003年07月21日vol.999掲載

 アイ・ビー・イー(IBE、菅原仁社長=写真)は、同社の映像関連ソリューションを地方のシステムインテグレータと連携して販売していく計画を明らかにした。同社はNHK、日本テレビなどの放送局をはじめ、家電量販店のコジマの店舗間テレビ会議システムにも映像ソリューションを提供している。菅原社長は、「映像を活用したソリューションに興味をもっているシステムインテグレータと力を合わせ、お互いのビジネスを活性化していく」としている。

地元企業と連携強化

 菅原社長は、「地方のテレビ局やケーブルテレビ局をはじめ、ビデオ・オン・デマンドやテレビ会議システムを導入している地方自治体、さらに社員教育用ビデオをデジタル化している一般企業など、映像を使ったソリューションのニーズは幅広い」と語る。そのため、「映像を使ったソリューションに興味をもっているシステムインテグレータと連携すれば、当社のパッケージ製品とソリューションの提供ができるのではないか」としている。

 同社は、放送局向けソリューションとして、映像制作グループウェア、MPEG-4参照動画ソリューション、HD-MPEG配信システムなどがある。また、ブロードバンド配信システムとして、ブロードバンド配信用画像管理システム、HD-MPEG配信システム、さらに学校や官公庁、一般企業向けシステムとして、構内映像検索配信システム、オールインワン映像データベース、プレゼンテーション映像制作支援ツール、MPEG-2ライブ配信システムなどを提供している。

 映像を使ったシステムは特別な企業だけが利用すると思われがちだ。しかし菅原社長は、「ネットワークやデータベース構築などを行ってきたシステムインテグレータは文書管理システムの導入提案をしたことがあると思う。そこで、文書に加えてビデオデータも管理できることを訴えれば、映像システム提案のきっかけになるのではないか」という。地方でのビジネスについては、「全国に拠点をもつシステムインテグレータや地方のシステムインテグレータ数社とは、すでに一緒にビジネスを行っているが、本格的な地方での展開はこれから。サービスとサポートに力を入れるシステムインテグレータとジョイントしてビジネスをしていきたい」としている。
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外部リンク

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