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パワーコム 台湾の電源メーカー、小型UPS分野で国内参入
2003/06/23 19:23
週刊BCN 2003年06月23日vol.995掲載
第1弾の製品は、電源タップ型のUPS。パソコン本体の終了など制御機能がついて実売価格8000円前後の「WOW-300S」。同じ機能を持つ競合製品の価格は1万円を上回っているが、それに比べて価格を安く抑えた。年内を目途に制御機能がない廉価版(実売価格7000円前後)の発売も検討している。
今年の夏は、首都圏で電力不足が心配されていることから「追い風になる」(日本市場を担当する蕭家キン・シニアマーケティングマネージャー)と判断して参入を決めた。
今回の製品の制御はシリアルポートを使うが、今後は利便性の高いUSBを使うタイプも開発中だという。「制御」とは、停電時にパソコンを安全に停止させる機能などを指す。
蕭シニアマーケティングマネージャーは、「米国では電力不足に陥るたびにUPSの需要が高まる。首都圏は梅雨明け後の電力不足が危惧されており、今後、夏に向けてUPSの需要が高まる。またパソコンだけでなく、ハードディスクレコーダーやDVDレコーダーなどの保護を目的としたUPS需要も考えられる」と話す。
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