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イーレッツ 広報代行業務スタート ベンチャーにノウハウを提供

2003/05/12 19:20

週刊BCN 2003年05月12日vol.989掲載

 CDシュレッダーの「記憶喪失」、パソコン静穏化キット「駆動静か」など、ユニークな商品名で知られるイーレッツ(後藤益巳社長)は、広報代行業務をスタートさせる。

 同社は2001年4月の設立。ユニークな商品名で一躍有名になり、パソコン専門誌だけでなく、テレビ、写真週刊誌でも取り上げられるなどマスコミでの認知度が高い。これはユニークな商品名にマスコミが飛びつくからと思われがちだが、「各媒体ごとに適切なタイミングでPR活動を行っている。その結果として、多くの媒体で取り上げられるようになった」(奥川浩彦マネージャー)と、実は地道な広報活動の結果だという。

 同社では、この実績をもとに、広報代行業務をスタートする。

「インターネットの検索エンジンで当社の製品と競合製品を比較してみると、機能的には差がなくても、露出度は明らかに当社の方が高い。これは偶然ではない。月刊誌には発売日直前の号に掲載されるようにタイミングをはかって編集部にアプローチをかけるなど、露出機会を増やす施策を行っている。このノウハウをベンチャー企業や広報が手薄な企業に提供していきたい。ベンチャー企業の製品のなかで、非常に面白い商品でありながら、世に出ていない物も少なくないはず。それが世に出るPRを行っていきたい」(奥川マネージャー)

 価格については請け負うPRの内容によって異なる。「ベンチャー企業の場合、PRにそれほど対価を払えないだろう。できるだけ低価格で請け負っていきたい」という。同社では初年度1000万円程度の売り上げを見込んでいる。
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