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アイブライト ユースウェア事業を立ち上げ

2003/02/03 19:12

週刊BCN 2003年02月03日vol.976掲載

 日本ユースウェア協会会員でアマランス(東京都豊島区)の吉野茂社長が、新会社「アイブライト」を設立した。営業拠点を東京・池袋から渋谷に移し、新しくユースウェア事業を立ち上げる。

 今年4月を目途に、特定労働者派遣の認可を取り、ITに特化した人材派遣を始めると同時に、ハードベンダーと組んで中小企業向けのサービス・サポート事業にも力を入れる。

 アイブライトの法人登記は昨年11月に済ませたものの、本格的に売り上げが立ってくるのは、今年春以降になる見通し。池袋のアマランスは、社員約50人体制による人材派遣などで年商6億円まで事業を大きくした。

 今回のアイブライトは、これまでのノウハウを生かしつつ、「今後3年以内にアマランスを超える事業規模にする」(吉野社長)と意気盛んだ。吉野社長は、新会社の経営に専念するため、アマランスの代表取締役を近く退任する予定。

 アイブライトでは、人材派遣に加えて、中小企業向けのサービス・サポートを収益の柱にする。「例えば、メルコなどハードベンダーは、中小企業向けの無線LANやネットワーク機器の販売に余念がない。こうしたベンダーと提携を進めることで、渋谷地域に密着した中小企業向けサービス・サポート事業を拡大させる」と話す。

 吉野千鶴子取締役は、「これまで、仲介業者を間に挟んで人材を派遣する仕事が多かったが、新会社ではエンドユーザー(最終的な法人顧客)に直接派遣できる体制をつくる。これにより、顧客の需要を的確に捉え、IT業務を複数の派遣人員で、まるごと受託する“一括アウトソーシング”の案件獲得に力を入れる」と話す。

 アドレスはhttp://www.ibright.jp/
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