ニュース

NTT-ATと日本セキュア 暗号化ソフトと指紋認証の連携を実現

2003/01/13 19:10

週刊BCN 2003年01月13日vol.973掲載

 NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT、田崎公郎社長)と日本セキュアジェネレーション(秋葉茂隆社長)は、電子署名と指紋認証を組み合わせてセキュリティを確保するファイル暗号化ソフト「FILELOCK II 指紋認証版」の販売を開始した。価格は6900円(1ユーザー)。指紋認証装置は2万5800円から。

 NTT-ATが開発・販売する「FILELOCK II」は、パソコン上のファイルを暗号化し、第三者による不正閲覧や改ざんを防ぐソフト。暗号化されたファイルは、フロッピーやサーバーに保管し、あらかじめ指定したユーザーにだけ閲覧を許可することができる。

 今回の「FILELOCK II 指紋認証版」は、この「FILELOCK II」に日本セキュアの指紋認証システムを連携させた。これによって、ユーザーとパソコン端末間のセキュリティの強化と利便性向上を実現した。

 NTT-ATでは、今回の製品開発を機に、今後も日本セキュアと技術協力を図り、「電子政府・電子自治体ソリューション」向けのソフトウェアに対しても、指紋認証対応を積極的に進めていく予定。
  • 1