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アイオーギア 電灯線を利用したBBデバイスを発表

2003/01/13 19:10

週刊BCN 2003年01月13日vol.973掲載

 米国で現在普及しているブロードバンドアクセス手段はケーブルおよびDSLが主流になっている。そんななか、これらの代替手段として、一般家屋内に敷設されている電灯線を利用するブロードバンドアクセスがいよいよ現実のものとなりつつある。

 アイオーギアが提供する79ドルの「GHPX01」デバイスシリーズは、机上性能速度14Mbpsを宣言しており、イーサネットポートを搭載する「GHPB01」が実効速度7Mbps、USB1.1ポートを搭載する「GHPU01」が実行速度5Mbpsを実現する。

 一般家屋を含む構内には必ず存在する電灯線ソケットにこのデバイスを装着するだけで、複数のパソコンによる構内ネットワークを構築し、それぞれのパソコンへブロードバンドアクセスを提供することが可能になる。

 アイオーギアの電灯線ブロードバンドソリューションは、ケーブル、電話回線企業などの寡占企業群によるサービス低下と高値どまりなどの膠着状態が引き続く米国ブロードバンドアクセス市場へ、新たな競争と市場性を持ち込む起爆剤となることが期待されている。
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