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日立、米IBMのHDD事業部門を買収し、新会社を設立
2003/01/07 19:10
新会社は、垂直磁気記録など最先端の技術力をもつ日立と、HDDの生みの親であり、業界No.1の特許数や製品展開力をもつIBMの事業部門を統合したHDD専業会社。03年4月1日には、日立のHDD製造部門であるストレージ事業部を、会社分割法を適用して、新会社の日本法人に統合するとともに、欧州とアジアの販売部門を含むすべての製造、販売拠点を新会社に統合する予定。
新会社では、製品ラインアップ、生産能力およびグローバルな開発・生産・販売体制の拡充などによって、HDD事業での競争力向上を目指す。
また、世界トップレベルの研究・開発力を駆使し、さらなるHDD技術の革新を図るとともに、モバイル端末やパソコン、サーバーなどの情報機器、カーナビゲーション、セットトップボックスを始めとする情報家電市場などの成長製品分野において、ニーズに合致したタイムリーな製品展開およびサポートを行い、HDD業界におけるリーディングカンパニーを目指していく。
とくにRAID分野では、新会社が生み出す強いHDDを活用し、「ストレージの日立」として、ワールドワイドでストレージソリューション事業を展開していく方針。
なお、当初は、日立70%、IBM30%の出資比率でスタートするが、05年末には日立の100%子会社となる予定。IBMは設立当初から新会社の経営には参加しない。
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