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FJB 2003年は「再成長の年」 主力製品を全力で拡販
2003/01/06 19:10
週刊BCN 2003年01月06日vol.972掲載
富士通ビジネスシステム(FJB、鈴木勲社長=写真)は、2003年を再成長の年と位置づける。同社はこれまで、オフコン(オフィスコンピュータ)全盛期と、クラサバ(クライアント/サーバー型システム)全盛期の2つの成長期を経験してきた。これを受けて、鈴木社長は、「ウェブサービスの登場や、e-Japan計画の波及ビジネスにより、03年は、第3の成長期に突入する年だ」と断言する。成長の原動力は、1つが今年1月から販売を始めたマイクロソフト .NETプラットフォーム完全準拠の販売管理システム「ウェブASコンポーネント」で、今後立ち上がるウェブサービスを見据えた製品に仕立てた点。
もう1つは、e-Japan計画の波及効果が大きい自治体、医療、文教の3分野だ。後者の売上比率は、今年度(03年3月期)で約2割程度を占めるにすぎないが、来年度(04年3月期)は3割に増やす計画。「ウェブASコンポーネントは、完成するのを待ちに待った当社の主力商品だ。主戦場に位置づけている中堅・中小企業向けに、全力で拡販に努める。一方で、自治体や医療、文教分野、またはe-Japan計画関連の需要開拓にも力を入れる。たとえば、自治体が電子調達を始めるにあたり、全国の建設事業者は、おのずとIT化に動かざるを得ない。こうした需要を丁寧に拾っていく」FJBでは、建設産業情報化ネットワーク(CI-NET)対応の電子データ交換(EDI)サービス「ウェブコン」を、ASP(サービスの期間貸し)方式で販売している。設計図やCADデータをスムーズに交換する建設業界向けのEDIだ。
「建設業界に大型案件を発注することが多い自治体が、電子調達・入札のシステムを導入するタイミングに合わせて、ウェブコンのような建設業界向けのEDIシステムに対する需要が飛躍的に高まる。ウェブコンの契約社数はまだ少ないものの、今年度中に、最低でも1000社(アカウント)に増やし、来年度も引き続き大幅に増やす」という。今年度は、FJB全体で1740億円の売上げを見込んでいるものの、ピーク時の99年度に比べて500億円近くも少ない。鈴木社長は、「今年度で底打ち宣言をする。その後は、主力のウェブASコンポーネントやe-Japan関連の需要を捉えることで、早期に2000億円の事業規模に回復し、強固な黒字体質をつくる」と意気込む。
もう1つは、e-Japan計画の波及効果が大きい自治体、医療、文教の3分野だ。後者の売上比率は、今年度(03年3月期)で約2割程度を占めるにすぎないが、来年度(04年3月期)は3割に増やす計画。「ウェブASコンポーネントは、完成するのを待ちに待った当社の主力商品だ。主戦場に位置づけている中堅・中小企業向けに、全力で拡販に努める。一方で、自治体や医療、文教分野、またはe-Japan計画関連の需要開拓にも力を入れる。たとえば、自治体が電子調達を始めるにあたり、全国の建設事業者は、おのずとIT化に動かざるを得ない。こうした需要を丁寧に拾っていく」FJBでは、建設産業情報化ネットワーク(CI-NET)対応の電子データ交換(EDI)サービス「ウェブコン」を、ASP(サービスの期間貸し)方式で販売している。設計図やCADデータをスムーズに交換する建設業界向けのEDIだ。
「建設業界に大型案件を発注することが多い自治体が、電子調達・入札のシステムを導入するタイミングに合わせて、ウェブコンのような建設業界向けのEDIシステムに対する需要が飛躍的に高まる。ウェブコンの契約社数はまだ少ないものの、今年度中に、最低でも1000社(アカウント)に増やし、来年度も引き続き大幅に増やす」という。今年度は、FJB全体で1740億円の売上げを見込んでいるものの、ピーク時の99年度に比べて500億円近くも少ない。鈴木社長は、「今年度で底打ち宣言をする。その後は、主力のウェブASコンポーネントやe-Japan関連の需要を捉えることで、早期に2000億円の事業規模に回復し、強固な黒字体質をつくる」と意気込む。
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