外付けHDDの新製品発売

　ハードディスク装置（HDD）メーカーの米マックストアの日本法人、日本マックストア（内山洋一社長）は、コンシューマ向け外付けHDD製品「PERSONAL STORAGE（パーソナル ストレージ）5000シリーズ」を、80GB、120GB、250GBの容量別3タイプで販売開始した。ボタンを押すだけで、ファイルのバックアップ・コピーが簡単に行えるワンタッチ機能を搭載した。他社製品にない機能を搭載し、HDD市場でのシェア拡大に挑む。

　最大の特徴は、ボタンを押すだけでファイルのバックアップ・コピーが素早く、簡単に行える「ワンタッチボタン」を製品自体に搭載した点にある。別の作業をしながらのバックアップ・コピーも可能で、CD－Rや他のリムーバブルディスクに比べて転送速度を高速化した。

　「外付けHDDを検討している初心者ユーザーが増加傾向にある。しかし、導入・利用の方法に不安を抱いているユーザーが大半。『ワンタッチボタン』は、難しい説明をせずにユーザーに使い易さを訴求できる魅力的な機能」と、ステプン・ヂフランコ・ワールドワイドマーケティングブレーンヂン副社長はその優位性を強調する。

　このほかにも、ソフトウェアのインストール方法の簡略化や、インターフェイスには幅広く普及しているUSBを採用するなど、初心者に導入しやすい製品開発に重点を置いている。

　外付けHDD市場は、今年著しく成長している分野である。BCNランキングの月次データでも、今年に入ってから一貫して販売台数・金額ともに前年同月を上回っており、その数字は右肩上がりで推移している。

　ヂフランコ副社長は、「日本市場は他国に先駆け、コンシューマ向けの外付けデータストレージ製品の需要が拡大している。HDDメーカーとしてのブランド力と『ワンタッチボタン』をはじめとする使い易さをユーザーに訴求していき、他社製品との差別化を図りたい」と語り、外付けHDD市場でのシェア拡大に本腰を入れる意向を示した。

　アドレスは、http://www.maxtor.co.jp/。