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日本IBM 「チボリ」に自律型コンピューティング機能

2002/11/11 16:37

週刊BCN 2002年11月11日vol.965掲載

 日本アイ・ビー・エム(日本IBM、大歳卓麻社長)は、システム運用管理ソフト製品群「Tivoli(チボリ)」において、オートノミック(自律型)コンピューティングを実現する機能を強化した。

 堀田一芙常務取締役ソフトウェア事業部長は、「チボリ製品群は、1998年の発売以来、多くの顧客企業を獲得した。だが、最近では、チボリの新製品を導入する顧客の動機がシステムからプロセス重視に変わってきている。顧客企業は、プロセスからみたシステムの最適化やサービスレベルの向上、セキュリティの統計的な分析などといったニーズをもつ。機能強化は、こうしたニーズに対応した」と強調した。

 今回の機能強化では、既存製品のバージョンアップや新製品を投入することで「自己最適化」や「自己構成」、「自己修復」、「自己防御」などを実現する。対象製品として10製品を用意した。

 また、自律型コンピューティング機能を強化することにともない、ほぼすべてのチボリ製品でLinux対応とし、オープンプラットフォームでのシステム管理を可能とした。
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