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シーア・インサイト・セキュリティ 企業内セキュリティ管理のソリューション 経営者と従業員の双方が利用

2002/10/21 16:32

週刊BCN 2002年10月21日vol.962掲載

 セキュリティソリューションを提供するITベンチャー、シーア・インサイト・セキュリティ(向井徹社長)は、企業内部のセキュリティ維持管理ソリューション「SEER INNER(シーア・インナー)」の新バージョンを販売開始した。初年度に150企業に導入し、7億円の売り上げを目指す。

 「シーア・インナー」は、経営者・管理者側と従業員側の双方から利用できる企業内セキュリティ維持管理システム。

 経営者・管理者側は、各クライアントユーザーのログイン情報や、インターネットの接続状況、eメールの利用状況や履歴情報などを、リアルタイムに簡単な表示でブラウザ上から把握することができる。ユーザーのリアルタイムのパソコン画面を一覧で確認することも可能。

 向井社長は、「単純なURLフィルタリングソフトを使うより、従業員に緊張感を与え、生産性向上につながる」と強調する。

 また、ユーザーの利用履歴や組織全体の利用統計情報などを、定型レポートとして作成することもできる。

 一方、従業員には、企業内のフロア別・部署別などの区分で、社内の在籍情報などを把握できる3D(3次元)バーチャルオフィス画面が用意されている。また、この画面内からクライアントユーザー同士のチャットや、ファイルの受け渡し、上司・管理者からのメッセージをテロップによって自動通知する機能なども備える。

 これにより、「企業内情報システムの集団管理体制を自然な形で構築でき、オープンな利用推進と自主的なセキュリティ対策を両立できる」という。

 今年6月に発売した前バージョンは、約10社に導入した実績をもつ。向井社長は、「前バージョンはまだ改善点があるなか、“お試し版”として各企業に低価格で提供してきた。今回の新バージョンでユーザーに最良の製品を提供できるようになり、本格的に売り込む」と、ビジネスの拡大に期待をかけている。
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