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プロストレージ IPストレージでソリューション展開 SAN分野に注力
2002/10/21 16:32
週刊BCN 2002年10月21日vol.962掲載

プロストレージは、日本IBM、ネットワンシステムズが作り上げるストレージソリューションの販売を行う。ネットワンシステムズは、6月に結んだ米スリーパーデータとの販売代理店契約を機に、本格的にストレージ市場への参入を始めた。一方、ストレージを重要なビジネスと位置づける日本IBMにとっても、プロストレージは、販路拡大における重要なパートナーとなっており、プロストレージに寄せる期待は大きい。ストレージといっても、その内実はさまざま。プロストレージが狙うのは、最も大きな成長が期待されるIPベースのSAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)分野。
iSCSIをはじめとする日本IBMのストレージ製品群やサービスに、ネットワンシステムズが蓄積してきたIPネットワーク構築のノウハウやIPストレージ機器を組み合わせ、ユーザーに提供していく。同社では、国内ストレージ市場は2006年に約8000億円に達し、このうちSANとNAS(ネットワーク・アタッチト・ストレージ)を合わせたネットワークストレージ分野は約4700億円の規模になり、市場の約60%を占めると予測している。
伊藤敦・営業本部マーケティング部長(=写真)は、「ネットワークを中心にしたストレージの有効活用がこれからの市場のカギになる」と強調した。また、「単なるIPストレージソリューションの提供だけでは、他社との差別化は図れない。実際に求められるのは、高いセキュリティなどを、容易でしかも低コストで運用・管理する付加価値の部分。両社のリソースは大きなメリット。それを活かしながら、独自の付加価値の高いソリューションを展開していく」と述べた。
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