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デビットカード推進協議会 取引額で今年、5000億円へ

2002/03/25 11:00

 

 日本デビットカード推進協議会(堀内幸夫会長=西武百貨店社長)は、2002年(02年1-12月期)における「J-Debit(ジェイデビット)」の取引金額で前年比64%増の5000億円、取引件数で同46%増の900件を目指す。「ジェイデビット」は、キャッシュカードで代金決済が可能なサービス。

 今年は「認知強化と利用普及への継続的な取り組み」、「セキュリティ対策の継続」、「商品性のレベルアップ」の3点を重点課題としている。

 認知強化と利用普及に関しては、マスメディアを活用した広域的な訴求の展開や加盟店店頭でのアプローチを継続する。セキュリティ対策では、セキュリティガイドラインの改定やセキュリティチェックシートの配布を引き続き実施。商品性のレベルアップについては、キャッシュカードのIC化対応を図る。

 「ジェイデビット」のデビットとは、会計用語の「即時決済」を意味した一般用語。欧米ではすでに「Debit」という言葉は一般に認知されているという。

 日本でのデビットカードサービスの名称「ジェイデビット」は、JAPANの「J」と「Debit」を組み合わせた造語。

 一般消費者は同サービスを利用することにより、手持ちのキャッシュカードで買い物や支払いができるほか、現金を持ち歩かなくて済むため、紛失や盗難の心配がない。また、デビットカードを利用する時に別途費用がかからず、新たな申し込みや手数料・年会費も不要となっている。

 日本デビットカード推進協議会は、デビットカード事業の健全な発展を図るとともに、一般消費者の生活向上と利便に貢献することを目的に98年6月に設立された。金融機関や流通業、運輸・旅行業、端末ベンダー、SIベンダーなどが正会員、賛助会員などに名を連ねている。

 05年に約20兆円、10年に約60兆円の取引金額を目標としている。
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